【人数:3人,時間:45分】
何度も繰り返される1日からの脱出を目指すゲームです。
ある日の夜、とある館で招かれた人々(=プレイヤーたち)が惨劇により死亡してしまいました。
しかし、皆が気付くと一部の記憶を失った状態で朝に戻っていました。
そのまま過ごしても同じように惨劇が発生し、同じことが何度も繰り返されます。
この現象から抜け出すためには、失われた記憶を取り戻し、そこに刻まれた目的を果たす必要があったのです。
脱出できるのは1人だけ。
何度も繰り返されるループからの血塗られた脱出劇の幕開けです!
勝利条件は、ゲーム開始時に配布された正体(秘密)に対応する記憶カードを獲得し、そこに書かれた勝利条件を満たすことです!
まず館の3種類の場所ボードをセットし、そこにそれぞれプレイヤー駒とNPCである館の主をセットします。
そして、ランダムに記憶カードを1枚ずつ配布します。全5枚あり、余った2枚は主が持っていることになります。
ゲームの流れは、朝、昼、夜の3ターンで1ラウンドとし、これを繰り返します。
下の画像の様に2枚×3回の計6枚のカードで条件達成を目指します。
いずれかのラウンドで誰かの勝利条件が満たされればゲーム終了です。
各ターンでプレイヤーたちは下記の10枚の行動カードから任意の2枚を選んでセットします。
システム的にはルーム25と同じ感じです。
カードには移動系と行動系の2種類があり、移動系→行動系の順に解決されます。
●移動系
・左,右(各2枚)→場所を移動するカード。
・待機(1枚)→その場に留まるカード。
●行動系
・殺す(3枚)→同じ場所にいる人を殺害し、記憶カードを奪う。ただし、第三者がいると失敗する。
(このゲームにおいて、殺害されるというのは行動不能にあたらないので注意です。)
・自殺(2枚)→時間を遡り、もう一度そのターンを計画し直して行動できます。このゲームで勝つために最も重要なカードです。
これで遡った人は、遡っていない人からの殺害が無効化されます。
(自殺前の記憶しているからわかっているということです。)
全員がセットを終えたら、主の行動カード(待機,右,左)もセットして、全て公開して処理をします。
自分の記憶を取り戻したら、正体が公開されます。
世界観はスノーマンションやワンナイトマンションの別世界線です。
●正体,記憶の一覧
少年A⇒主をとても憎んでいるため、【主を殺害すればその瞬間】勝ちです。条件を満たせば即座に勝てますが、公開されたらまず皆から主と2人きりにならないように邪魔されます。
姪探偵⇒事件の真実を探りたいため、【自身のもの以外に2つの記憶カードを獲得すればその瞬間】勝ちです。公開されたら、皆から避けられたり、記憶を奪いに来られます。
執事⇒敬愛する主に添い遂げられなかったことが悔しいため、【夜の時点で主と同じ場所にいれば】勝ちです。他人に攻撃しなくてもよく、求められる条件は少なめですが、勝つタイミングが遅めなのが難点です。
修道女⇒繰り返し現象を崇拝する神が起こしたものと思っているため、【夜の時点で誰も勝利条件を満たしていなければ】勝ちです。執事同様、勝つタイミングが遅めなのが難点ですが正体発覚が遅めならワンチャンあります。
あの人の正体はあれかもしれないから主と2人きりになろうとして左へ行くハズ!、
あの人さっきから記憶を集めているから姪探偵かも、俺の奴の記憶は奪われないようにしよう、
といった感じに相手の行動を読んで計画を練り、自殺でやり直して勝利条件を満たしましょう。
論理的な推察を重ねるのが好きな人におすすめのゲームです!